2016 FIA-F4 第7~8戦レビュー

2016 FIA-F4 rd.7-8 Media Do Kageyama Racing

■大会概要
開催地:スポーツランドSUGO
開催日:2016年7月21日(木)~24日(日)

7月21日(木):フリー走行 3本
7月22日(金):フリー走行 3本
7月23日(土):予選(30分間)・第7戦決勝(15LAPS)
7月24日(日):第8戦決勝(15LAPS)

■リザルト
・参加台数35台
・木曜日:1本目→20位 2本目→17位 3本目→17位
・金曜日:1本目→15位 2本目→未計測
・土曜日:予選結果 第7戦17位 第8戦予選15位
     第7戦決勝10位
・日曜日:第8戦決勝12位

■木曜日
1本目はブレーキディスクが新品だったので、慎重に熱入れを行いました。
また1年ぶりのSUGOだったので、ラインの確認なども行って1本目を終えました。
2本目からはタイムを出すことを意識して走りましたが、全体的に詰めきる事が出来ずに終えてしまいました。
タイヤの距離も伸びている状態でリアが不安定に感じましたが、3本目に今回から使用する新しいロットのNEWタイヤを履く予定だったので、セットは変えずに3本目に臨みました。
3本目は予定通りNEWタイヤを入れました。出だしは良く感じましたが、走行を続けると強いアンダーステアを感じました。このアンダーステアに関しては、自分のドライビング、またセッティングをエンジニアさんときちんと話し合って解決し、金曜日には解消出来るようにします。
1本目:20位
2本目:17位
3本目:17位

■金曜日
木曜日の状態からクルマのバランスは良くなり、タイムも上がる兆しがありました。
前日のアンダーステアの感覚は徐々に解消されましたが、まだ少し足りていないように感じたので、次のセッションに向けては更にオーバーステアの方向にセットを振りました。
2本目は途中でNewタイヤを履く予定でしたが、2周目のS字で前の人がスピンしたのを避け、コース外(草むら)に車を避けるとマンホールにひっかかってしまいました。
マンホールにひっかかってフロントウィングが取れてしまい、2本目は走行出来ずでした。
現僕自身は去年のSUGO同様予選までに気持ちを切り替えてアタックする事が大事だと思っているので、予選は楽しみでした。
1本目:15位
2本目:–位

■予選~
前日に走行時間を自分で無くしてしまったこともあり、クルマの動きも確認出来ていない状態で勝負に出ました。
GTの走った後の路面やNewタイヤという事を考えた上で、前日からかなりオーバーステアの方向にセットを合わせていきました。
いざ走り出してみると、気温も低く、路面もあまり出来ていなかった事により自分が考えていた状況からかなり強めのオーバーステアを感じました。
前日までよりは良かったですが、今回の予選での反省点は、もっと早くにセッティングに関して反応して途中でピットに入り、打開策を打って再アタックをするべきでした。
予選結果:
1stタイム17位
2ndタイム15位

■決勝~
第7戦
スタートが決まり、1周目に3つ順位を上げる事に成功しました。
その後は運のお陰で順位があがりました。
マシンバランスは今回のレースウィークで1番良かったですが、明日は更に順位を上げるためにエンジニアさんとお話し合いをして、明日もポイントを獲れるように頑張ります。
また決勝中のミスをもっと減らします。
決勝結果:17位→10位

第8戦
微妙な天気の中行われた決勝では、僕はNewレインタイヤ、また車高もレインコンディション使用に変えて出走しました。
スタートから序盤はクルマの状況も良かったものの、路面はどんどん乾き、晴れ間も出てくると少しずつ苦しくなってきてしまいました。
苦しい中でも少し良い走り方を見つけられましたが、もっと早くに対処しなければならないと深く考えております。
バトルをしていく中で、路面の変化や走らせ方を変化させたりと、もっと色々な部分に敏感にならないといけません。
今ラウンドのレースでは、自分の引き出しの少なさを感じました。
もっと引き出しを多く作れるようにします。
決勝結果:15位→12位

■まとめ
今回のレースは、今シーズンで一番厳しいレースでした。木曜日、金曜日と流れが良くない状況から予選で絶対に流れを変えなければいけない状況で、変えられなかったのは非常に悔しいです。
車のフィーリングを伝える事に関しても、自分自身もっと上手く細かく伝えなければいけないと改めて思いました。
予選の順位からは絶対的な追い上げが必要でした。今回のサーキットであるSUGOはとても抜きにくいコースであり、決勝で順位を上げられた事は良かったです。
今回のバトルで得られた事を次戦富士で活かします。
応援して下さった方々ありがとうございました。また次戦も宜しくお願い致します。

篠原 拓朗

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