2015 FIA-F4 第5~6戦レビュー

篠原選手は18位と8位で開幕大会を終える。

■大会概要
開催地:静岡県・富士スピードウェイ
開催日:2015年8月8日(土)~9日(日)

■大会結果
・19号車:篠原拓朗
8月8日(天気:晴れ/路面:ドライ)第5戦予選:16番グリッド
8月8日(天気:晴れ/路面:ドライ)第6戦予選:11番グリッド
8月9日(天気:晴れ/路面:ドライ)第5戦決勝:18位
8月9日(天気:晴れ/路面:ドライ)第6戦決勝:8位

■予選
(30分間の中での1stタイムが第5戦スタート順位、2ndタイムが第6戦のスタート順位となります)
前ラウンドでは30分間アタックを続けてしまいましたが、今回は気温が高いという事も考慮して、タイヤの熱の入れ方、再アタックする際のタイミングなどを事前の自分のテストデータから考えて作戦を練りました。
前日までのテストで一番フィーリングの良いセッティングを選択しましたが、アタックを開始すると共に路面の違いからアンダーステアを感じました。また一度ピットに戻ってエア圧をあわせてから再度アタックしてタイムを出すという作戦でしたが、気温がテスト日よりも低いことからか、ピットアウト後のフィーリングも改善されませんでした。
しかし、クルマの問題よりもドライバーに関しての3つの反省点、課題が予選で上位に入れなかった原因です。
第一の反省点は、3つのセクターのベストタイムをまとめることが出来なかったこと。二つ目はイメージと違ったクルマのフィーリングに対して冷静に頭を使って対処できなかったこと。三つ目はタイヤの熱の入れ方、アタックするタイミングなどを前日のテストの結果から自分のテスト結果しか見ずに、他チームの結果を見て予選に向けて作戦を考えられなかったことです。
今後夏場のレースの際に、予選に向けての大きな課題を三つ見つけることが出来たので、次戦のテストでは予選のシミュレーションの際に今回の反省点を踏まえて作戦を考えていきます。
良かった点は、1stベストタイムと遜色ないタイムを2ndタイムでも出せたことだと思います。

■決勝(第5戦)
16位からスタートし、9位まで順調に順位を上げることが出来ましたが、その後大きく順位を落としてしまいました。
バトルになった際の自分の弱さが全面的に出て、本当に情けないレースをしてしまいました。
このレースでの大きな反省点は、自分とクルマのポイントを掴めていなかったことだと思います。テストの段階で単独で走っていて調子が良くても、レースで集団になった際に自分が他に比べてどこが速くてどこが遅いのか、また集団になった際にどこのポイントを押さえる必要があるのか、という部分を考えられなかったことが大きな反省点です。

■決勝(第6戦)
第6戦は前日のレースでの反省を活かして序盤から積極的にプッシュしてトップ集団の後ろまで行くことが出来ました。
展開的に良い方向に進んでいきましたが、肝心のタイムを伸ばすことが出来ずにレースが落ち着いてきた頃にはトップ集団から離されてしまいました。レース中盤からは厳しいレースしか出来ませんでしたが、前日よりも気持ちを強くもってレースが出来たことは良かったです。

■レースを振り返って
今ラウンドのレースは、本当に自分の弱さを大きく出してしまったレースでした。
レース前日までのテストでは良い調子だったものの、予選でのイメージの違いから自ら流れを悪くするなどといったところは、本当に未熟だと感じています。日曜日の決勝では気合を入れなおせましたが、ペースが上がらず最後まで噛み合わせられなかったです。
流れや結果を悪くして悔しい思いをしたのは全て自分の責任ですが、今後今回のような不甲斐ないレースや結果にしないために、気合を入れなおします。
今回もレースに出るために応援・サポートをして頂いている皆様、ありがとうございました。次ラウンドの鈴鹿まで1ヶ月無いので、その中で出来ることをしっかりとやっていきます。

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